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キャリア20年の美容師が断言するヘアカラーで100%失敗するオーダーの仕方

2017-07-11 | 白石

こんにちは、美容室ハーブグループ代表の白石元博です。わたくし実は20年美容師してます。

今日は、ヘアカラーで100%失敗するヘアカラーのオーダーの仕方をお伝えしたく思います。

美容室、美容院でよく見るコレ。ヘアカラーの時に美容師さんが必ずと言って持ってくるヘアカラーチャート。

結論から先に言います。好きな色を指さして決めちゃダメです。

これ必ずと言っていいほど失敗します。

しかもどれも色の違いがほとんど変わらないブラウン系でわかりづらい気がしません?それに仕上がって見るとイメージしてたより、暗かったり明るかったり、色の雰囲気が違ったりしたことありませんか?

でもお客様がいけないわけじゃないんです。

自分ら美容師の責任なんです。

お客様が指さした色だけをゴールに美容師が行った最大のミス。できる美容師は絶対これをしません。

ヘアカラーチャートは実はお客様に見せる物ではなく、美容師側がヘアカラー剤の色別の特性を確認したり、調合の参考にする為に見るものだった。

あくまでもヘアカラー剤の色番号の見本帳であるということなのです。しかもヘアカラーチャート上の小さい毛束のイメージでは実際、お客様のご希望の仕上がりイメージとはかけ離れてしまう確率が高いのです。結果、希望通りの仕上がりにならないということです。

でも、私もお客様のご希望があればお見せしてるんです。あくまでもお客様の色イメージの参考になる物として。でも自分からは極力見せない。お客様を悩ませ、惑わせることになってしまうから。どうしても、ヘアカラーチャート上で見た、なんとなく気に入った色を選んじゃうじゃないですか!わかるからその気持ち。だから見せない、惑わせない。

じゃあどうやって色を決めるのかってことですよね!

必ずお客様と画像で共有すること

これが一番間違いない。お客様のご希望のカラーイメージを美容師さんと共有することです。私はその上でお客様の髪の毛の状態などを見ながらより丁寧にヘアカラーのカウンセリングをしていくように心がけております。言葉だけでも受け取り方の違いなどで失敗しやすい。失敗すれば一番お客様に迷惑がかかってしまう。気分も悪くさせてしまうし、もうそのお客様の1日を台無しにしてしまう。美容室、美容院はお客様をキレイにしてHAPPYにする場所。お客様にとっては何ヵ月かに1度の特別な場所だったり、お出掛け前にキレイにされてから行かれる方もいたりします。

だから自分達にはお客様をキレイにする責任があります。

本来だったらお客様がヘアカラーチャートで指さした色だけでヘアカラーを行う美容室、美容師さんはいないはずですが、もしも、それだけでヘアカラーが始まりそうならちょっとストップ!!画像を美容師さんに必ず見せてあげて下さい。これでほぼ解決しますから。共有、大事なことですね。本来はお客様にそんな気を使わせてしまうのは美容師として失格です。お客様の仕上がりへの不安をどれだけ取り除いてスタートできるかが美容師の腕の見せ所とも言えます。

そして、レベルが高い美容師さんだと、お客様のご希望の色を叶えることはもちろんのこと、本当にあなたに似合うヘアカラーのお色を見つけてくれることでしょう。皆さんも自分の髪を一生任せられるような素敵な美容師さんに出会えることを願ってます。

最後におさらい。

ヘアカラーをオーダーする時は必ず、

『画像で共有するべし』です。

では